いまに始まったことじゃない

大学で色々勉強して、すこし日常の役に立つことがあったとすれば、ニュースの見方が少し変わったことでしょうか。

政治や経済が少しわかるようになると、それ相応にこれまでの歴史やらなんやらの知識もつきます。気づいたことは、ざっくりと科学技術の発展以外は、大抵のことは同じ事を繰り返しているのです。

経済や政治なんかは特に顕著で、問題意識や疑問みたいなものはいつの時代でもだいたい同じ。最近年代ごとに考えることは大抵同じっていうエントリが話題になっていましたが、そんな感じです。

 

意識高い系()が陥りやすいポイントってここだと思うんですね。今がこれまでのどの時代よりも特別!って思っちゃうから、わりと残念な感じに仕上がったりしてしまいます。経験を積んでくるとだいたい雰囲気でつかめたりするので、いろいろ回避できたりしそうですけど。

この辺は誰でも釣られちゃうところがあって、だから100年に一度の危機とか、1000年に一度の震災とかって言い回しをしてしまうんだと思います。若さ故の過ちくらいなら別にいいですけど、国民的熱狂とか、そのまま空気に支配されて云々ってシャレにならないですよね。

 

大きく出ましたが、毎度毎度そういう反応をするのに疲れたので、私は知恵をつけました。それは、ニュースを見たときには、「いまに始まったことじゃない」とか「いまに限ったことじゃない」などと一つ挟むことです。

具体的な例が挙げられればいいんですけど、そうでなくてもかなり効果があります。これで、客観的な立ち位置というんでしょうか、冷静に見ることができます。

 

例を一つ。最近食べログが話題になってますよね。こういうのです。

 

「食べログ削除して」と提訴 札幌の店経営者

http://www.47news.jp/CN/201305/CN2013050801001727.html

 

毎度おなじみのネットリテラシー的なお話と言いますか、嘘と嘘を見抜けない人には食べログを使うのは難しいというやつですね。

でも、これはもう少し大きな視点で見るべきだと思うんです。今でも雑誌なんかで飲食店調べる人って結構な割合いますよね。コンビニとかの雑誌コーナー見る限り。そういうのが出始めたときにも、今の食べログのような話題って出てきてたと思うんです。もう少しリアリティがある話だとミシュランとか、あとはブログだとか。

 

変化しているのは媒体だけともとれます。ただし食べログの時代が来たとも取れるわけで、この点を重要視しているのが評論家の宇野常寛さんじゃないでしょうか。最近TEDxにジャージで出ていましたね。

 

 

これでは特に食べログの批評はしていませんが。詳しくはPLANETS vol.8 です。どうでもいいけど、これめちゃくちゃ音小さくないですか。どうにかならんかこれ。

 

というわけで。みなさんもニュースを見るときは「まあ今に始まったことじゃないし」って一つ挟んでみてはどうでしょうか。そうすることで、何が今変化しているのかがよりはっきりするかもしれません。もちろんずっと変わらないから問題なものもたくさんありますからね。私は片山容疑者の再逮捕に断固抗議します!

 

そんじゃーね!